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2006年11月1日(水) [Quito二泊目]

朝飯のチョコレートパンを不味くて捨てる。
エクアドルはカカオの世界的産地だから、チョコレートが不味いとは納得いかない。

昨夜から泊まっているこの有名安宿は、つい先日まで売春宿(連込み宿?)も兼ねてたにしては由緒ある歴史的建造物で、その気で眺めれば美しい。
なんせこの街は世界遺産。
僕らの部屋は陽あたりの良い三階(四階はもっといい)の角部屋で、窓下に広がるサンフランシスコ広場を臨めて爽快。

昼前にインフォメーションセンターへ行き、市内の地図を入手し、書店や遠く離れたツアー会社“Metropolitan Touring”、さらに遠い赤道記念碑への行き方を訊く。
昼飯を食ってから、トロリーバスに乗って教えられた“Metropolitan Touring”へ行くが、探してもそんな会社はないじゃん。
その辺のおばさんに聞くと、インフォメのおっさんの指示が豪快に間違っていた。
疲れる。

トロリーバスを乗り直して、“Metropolitan Touring”へ。
ガラパゴス島行きの予約を入れる。
“Metropolitan Touring”の嬉しいサービスは、
?エクアドルで一番大きい都市、グアヤキル(なんと人口200万!)のホテル一泊分無料。
?ガラパゴス島にいる間、スクーターを預かってくれる。
?翌日、しゃぶしゃぶをご馳走してくれた。
英夫部長、岩崎さんありがとうございます。
本当に嬉しいです。
明日の昼食の約束をして、辞す。

若い小奇麗な男女が多い新市街をずんずん散歩して、夕飯(ピザ)を食べて宿へ帰ると、もう夜。
一日中歩いて疲れた。

夜、NHKの執筆。…と書くと作家のようだが嘘ではない。。

【尻を拭くのも苦労するのよ話】ここの安宿スクレは、トイレットペーパー持参方式(要するにトイレに紙がない)。
※尻拭き紙持参方式は、グアテマラ以来。
トイレットペーパーは、1ロールだけではなかなか売ってないので、祐子が定食屋のトイレから紙を盗り、急場をしのぐ。
ご苦労!祐子。

【ネット苦労したのよ話】ネットカフェで、なかなかネットに繋がらないなぁって悩んでいたら、この辺のネット屋は“IPアドレスを自動取得しない”方式だった。
早く教えてくれよ!
だから自分でIPアドレスを入力してネットに繋げるんだけど、それでも繋がらなくて四苦八苦してたら、ケーブルが切れてるじゃん。
疲れる。

2006年11月2日(木) [Quito三泊目]

祐子、洗濯。
義裕、仕事。

11時半、トロリーバスで“Metropolitan Touring”へお出かけし、ガラパゴス島の支払いを済ませる。
英夫部長、岩崎さんと4人で、キト一番か二番の高級ホテル“swissotel”の日本食レストラン“楽しい”へ。
前菜に鳥の唐揚と餃子を食べ、エクアドルビールを飲み比べながら、牛肉を薄く切らしたら日本人は世界一やねってな話をして、やや肉厚なしゃぶしゃぶを堪能する。
肉厚だって美味いものは美味い!
うどんで締めて、デザートは抹茶アイス。
ホテルの横のキトで最高のパン屋で、翌朝のパンを買う。
お二人に感謝しきれない喜びを胸に帰宿。

宿の手伝い人ルーベンのCDシリーズ(山口百恵やTHE BLUE HEARTS、ミスチル、イルカ等々)を聴きながら、テレビの前で2時過ぎまで飲む。

2006年11月3日(金) [Quito四泊目]

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朝7時、ガラパゴス島に向かう塁君を見送り、二度寝する。
塁君は、視力矯正手術を受けたのでサングラスをしているのだけれども、妙にかっこいい。

b01.gif盗られた!
二度寝のあと仕事をしていたら、学さんが部屋にやって来て曰く
「スクーターのカバーがないですよ」えっ、嘘!
ダッシュで一階に駆け下りたら、ありゃりゃりゃぁ?。
確かにない。バイクの盗難防止カバー。
よくよく見れば、ハンドルカバーも盗られてました。
やられこいた?!
スクーター自体が無事だったのは、不幸中の幸い。

これからは、宿の女主人ジャスミンの家のガレージに、スクーターを置いてもらうことにする。
それにしてもジャスミンの胸は、大きすぎる。
気になる。
過ぎたるは猶及ばざるが如し…、でもない。

くよくよせずに仕事に邁進する。
祐子は繕い物、午後、風邪で寝る。
夜、学さんが買ってきた『ハウルの動く城』を観るが、スペイン語だからよくわからん。

2006年11月4日(土) [Quito五泊目]

祐子、一日中風邪で寝てる。
トマトを1.5キロほど買って、アレックス風スパゲティを作る。

夜、キミ君が南米中で集めたDVDを皆(祐子は寝てた)で息を潜めて観賞。
スペイン語だけど、関係なし。
そういうDVD。

祐子が寝てるので、つまらん一日。

泥棒をネタにNHKの原稿を書く。

2006年11月5日(日) [Quito六泊目]

午前中、祐子は体調が悪くて寝てる。
義裕、床屋。
もみ上げを短く剃られて、ちょっと血が出て200円。
同じ剃刀で前の客の首筋も切ってたから、ここでエイズに罹ってしまった可能性も否定できないよな。

昼飯に牛肉定食を食って、ひとり公園のまわりをぷらぷらしていたら、前から見た顔の西洋人。
誰だっけ?
あー、あいつはパウルだ!祐子の友達のオランダ人だ!
僕は会ったことがないけど、写真であの顔を見た。
とりあえず、僕から爽やかに「Hi! Are you Paul?」
間髪入れずに「Oh! Yoshi」
よくわかるね、あんた。僕のこと。
祐子はどうしてる?って訊くから、風邪で寝てるって言ったんだけども、ぜひ会いたいってんで、ホテルまで連れて行く。
俺のことは内緒で部屋から呼んで来いってんで、困ったことが起きたからレセプションまで来てくれって嘘をついて、祐子を誘い出す。
「Oh! Yuko」「Oh!Paul」「Oh!」「Oh!」…。
涙の抱擁。
積もる話をして、明日、赤道までツーリングする約束をして別れる。
スクレ文庫から、綿矢りさの『蹴りたい背中』を読む。

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【旅の交遊録】
パウル(写真)。オランダ人。同じ歳の42歳。カメラマン兼ライター、もしくはジャーナリスト。
オランダに飽きたので、住むところを探して旅に出る。
今後、アルゼンチンに住む可能性大。
義裕が帰国中、コロンビアのホステルメデジンに宿泊し、祐子と遊ぶ。
実は今年2月ごろ、グアテマラのサンペドロ・ラ・ラグーナで、隣のホテルにいたことが判明。
僕らの写真に彼のバイクが写ってたので、一同驚く。
すっげー、偶然じゃん。
メデジンで、彼が目の下の脂肪を取る手術を受けて、祐子がその一部始終を撮影。
その衝撃の映像は、いつの日かネットで上映します。
卒倒しそうになるほど、グロいけど。
目下、このキトで人妻と交際中。
売春宿に泊まっている。
禁煙二日目。
貧乏なので、使えるお金は一日10ドルまで。

2006年11月6日(月) [Quito七泊目]

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オランダ人のパウルと赤道記念碑へツーリング。
天気良し。
パウルはバイクを運転しながら、左手でビデオ撮影して危なかしい。

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政府公認で立派だが“間違っている赤道記念碑”で記念撮影して、ちょっと離れた“本物の赤道”へ。
メキシコで作ったインチキ学生証が役に立ち、割引で入場する(3ドルが2.5ドルに)。
相変わらず、英語の説明はさっぱりわからなかった。

夜、宿のキッチンで飲む。
【学さん情報 キューバ編】
キューバでは、女性用のセクシーな下着が売られてないので、たくさん持って行けば、キューバ女性が入れ食いとの事。
この情報を胸に、キミ君とオジロ君が年明けにキューバに向かう。

2006年11月7日(火) [Quito八泊目]

明日は、ここキトを出発だ!

目指せ!ガラパゴス!

義裕の朝飯は、連日バナナ。
今日は三本も食わされる。

楽譜が書けなくても作曲できるソフト“Cherry”に挑戦。
すぐに厭きて、止める。

夕方、パウロと彼女(人妻、売春宿のオーナー)に会う。
コーヒーを飲みながら、写真やビデオの見せっこ。
パウロの写真やビデオは、とても素敵だ。
これからちょこっと仕事して、物騒な旧市街をネット屋まで走るのだ!

2006年11月8日(水) [Quito→Quevedo]

ガラパゴス島を目指して出発。
朝から陰気な曇り空だが、標高2,850メートルのQuitoから海抜150メートルまで下る。
気温が一気に上昇する。
暑い。

昼食は、忽然と姿を現したケンタッキーフライドチキンで贅沢をする。
夕食は、貧乏臭く2.4ドルの定食を二人で分ける。

安宿を探していると、自転車に跨った子供たちに囲まれるが、鋭い視線と大人びた笑顔で油断ならない
ふてぶてしく金をせびるし、もちろん払わんけど、とにかくなんにしろ子供の可愛らしさが全然ない。
コロンビア人が懐かしい。

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ホテルは水シャワーだが、新築で気持ちいい。
従業員の娘さん(写真)が可愛いくてほのぼのと嬉しい。
夜、仕事。

本日の走行距離152.2mile(243.5km)

2006年11月9日(木) [Quevedo→Guayaquil]

“Metropolitan Touring”の英夫部長がご招待してくれたホテルは、なんと5つ星じゃん。
ここに無料で泊まれるなんて最高である。
言う事茄子。
ホテルの前のセミナリオ公園には、イグアナがだらだらいて感動する。
スクーターを駐車場に案内してもらうため、ドアマンを後部シートに乗せたら、彼が興奮して暴れコケる。
馬鹿野郎!

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義裕、帽子を買う。

夕食は、おんぼろ定食屋でグアヤキル名物の蟹。
一見不潔な木槌で蟹を叩き潰して食うのだが、不衛生ではないかと恐れつつ、美味いと言えば美味い。
蟹の肉を剥くおばさんの爪が黒いぞ。

叔父、死す。
どうしてもメッセージが書けない。
ごめん。

本日の走行距離123.2mile(197km)/総走行距離22,080mile

2006年11月10日(金) [Guayaquil→Galapagos]

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朝、ホテルの向かいのセミナリオ公園でイグアナを撮影しようと出かけたら、彼らは朝のうちは木の上にて撮れませんねん。

いよいよガラパゴス島に向けて、飛行機に乗る。
一時間半でガラパゴス諸島。
着陸したバルトラ島の飛行場から、サンタクルス島へ船で移動すること5分。
ダーウィンに進化論を書かせた小鳥、フィンチが飛び交う森の中のレストランで、絶品のランチ。
早速ダーウィン研究所まで歩き、超有名亀ロンサムジョージ(一族の貴重な最後の生き残り)に会う。
生まれたてから年齢不詳まで、亀、亀、亀の亀だらけ。
誰かにBARでビールをご馳走になる。

僕らは身の程知らずにも、ヨットの中で一番豪華な“イザベラ?号”に乗船し、今日から4泊5日、ガラパゴス諸島をクルージングするのである。
貧乏臭い小さな船ではないのである。
かと言って、十把一絡げの大型船も裏を返せば貧乏臭いのだ。
ここでケチケチしてたら会える動物が減るので、銭のことは気にしてはいけない。
いいか祐子!金は使うぞ!

他の乗客は見るかならにお金持ちだけど、臆してはいけない。
Tシャツしか持ってないので、微妙にドレスコードにひっかかるが、気持ちで負けてはいけない。
許してください。

毎食、知らない西洋人と食卓テーブルを囲み、談笑しながら食事をするのがいいのだ。
今日の隣席は、ビバリーヒルズに住むダンとスーのご夫妻。
「近所には、シルベスタースタローンやマーロンブランドが住んでるのよ。オホホホホ…」
ちなみに、うちの隣はラッシャー板前だ!
語学堪能なアンドレアは、ローマの若き経済学者なり。
ワインをご馳走してくれた。
年下なのに…。

2006年11月11日(土) [Galapagos二泊目]

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7時半、朝食。
午前中、ジェノベサ島を探索。
ナスカブービー、レッドフットブービー、スワローテイルガル、マリンイグアナ、ガラパゴスシーライオン、蟹。
蟹以外は、近づいても誰も逃げないので、写真が撮り放題。
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シュノーケリング。
昼食、セビッチェ、豚の丸焼きほか豪勢なり。
麻酔医の★★★、奥さんのイボンは、イギリスの北300キロ離れた街の出身。
午後、ボートで島の周りをぐるりとして、イグアナや鳥を見て、枯れ木と鳥の荒涼としたジェノベサ島に上陸。
プリンスフィリップスステップスを1.6キロほど散策。

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夕食時、船が少し揺れて、義裕はダウンして早寝。
船に弱い俺。
悲しい。

2006年11月12日(日) [Galapagos三泊目]

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6時半に起きて、鯨ウォッチング。
飛び跳ねるイルカの大群を見て嬉し。

午前中は、イザベラ島のTagus Coveに上陸し、塩の湖“ダーウィン湖”の周りを散策。
この湖は、雨がほとんど降らないのに水が枯れず、逆に海よりも海面が4メートルも高いのである。
不思議だ。
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ボートで海岸線を流し、ガラパゴスペンギンを激写。

カヤックに乗って、しばし海を流れ、アシカのとろけた死体に近づく。
腐った身体は気持ち悪し。

午後、甲板上で洒落た昼食とビールに愉快な団欒。
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フェルナンディナ島に上陸して、溶岩の上を歩くと海イグアナが嫌になるほどいた。
うっかりすると、イグアナを踏んでしまうから気をつけろ!

夕食後、操舵室を見学し、赤道越えのカウントダウンをして盛り上がる。
バーカウンターで、太ったぺぺと話をしながらカンパリのテキーラ割りを飲む。
効くぅぅぅ!
ぺぺは、6週間連続勤務の2週間休暇が仕事のサイクルだと言ってた。
だけどガラパゴスで過ごす仕事の6週間が、実は休みなのさって笑ってた。

2006年11月13日(月) [Galapagos四泊目]

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サンティアゴ島に上陸し、黒い溶岩台地の島内散策。
のち、シュノーケリングをして、アシカや亀と泳ぐ。
祐子シュノーケリングが上手くなる。
海蛇を見逃したのが残念。
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夕方、バルトロメ島の山を登る。
絶景。
皆で写真の撮りあい。

2006年11月14日(火) [Galapagos五泊目]

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すべての清算をして、下船する。
チップだけで140ドルも払うなり。
高級クルージングなので、しょうがない。
しかし本当にいい経験だった。
歳とったらこいういう旅行をしなきゃ。

世界の金持ち連中と、それぞれの国に行ったら泊めてもらう約束をして、メールアドレスを交換する。
これで高い船賃の元が取れる算段!

ガラパゴスじゃ一番の高級ホテル“フィンチベイ”へ移動。
僕ら、お金を使いまくってますわ!
使うときは使うのだ!っと心に言い聞かせる。
でないと負けそうになる。
プールサイドでビールを飲んで、のんびり過ごす午後のひととき。

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アヨラ港で昼食後、町中散歩。
鮮魚屋の親父がカツオの頭とアラを切って、ペリカンに投げ与えるのが面白くてずーっと観てた。
ペリカン同士が喧嘩しながら、アラを奪い合い丸呑みするのが圧巻。迫力。血なまぐさくてグログロ。蠅ぶんぶん。
地元の子供たちと、和む午後のひと時もまた良し。

夕食後、M銀行ニューヨーク支店勤務の若夫婦(ブロードウェイの近くの高級アパートメントに住む)と団欒。
ニューヨークでよしこさんが通う英語学校が、ロシア人の先生で月三万円ちょっとだって言ってた。

2006年11月15日(水) [Galapagos六泊目]

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11時半まで、プールサイドでネット、ハンモックで読書、昼寝をして寛ぐ。
パラパラとにわか雨。
アヨラ港でスパゲティを食うが、激不味!
二度と来るか!こんな店!って感じ。
祐子は、得意の魚貝類のレモン付けセビッチェ。

昨夜、爽やか銀行マン夫婦が推薦してくれた、サンタクルス島のお薦め三箇所巡りをする。
その一、タクシーで、巨大な陸亀が腐るほどいるChuloへ。
亀って嫌になるほど人相が悪い!
顔を見ると好きになれない奴だ。
その二、流れる溶岩が作った不思議な自然トンネルを歩く。
これ、すごいです!マジッ!
その三、最も美しいと言われる白砂の海岸、Tortuga Bayへイグアナに会いに。
大場満郎『南極大陸単独横断行』を読む。

2006年11月16日(木) [Galapagos→Guayaquil]

飛行機でグアヤキルに戻る。
“Metropolitan Touring”で愛車Silver Wingを引き取る。
去り際に、社員の皆さんがやってきて記念写真。

セントロで安宿を探し、ネットして夕飯食って、部屋で荷物の整理と繕いものをする。
暑い。
冷たいコーラが美味い。
水シャワーなので浴びない。

2006年11月17日(金) [Guayaquil→Chaguarpamba]

コメオさんの待つリマへ向かって出発。
朝食なし。
11時半、Naranjalで昼食。
最近、フリホーレス(豆の料理)にご飯を混ぜて食べるのが好きだ。
で、おかずが豚肉だったら最高!
Santa Rosaで投宿するつもりだったけれど、欲張って次の町へ。
コメオさんがメールで、海岸近くの国境より内陸部を推薦してくれたので、ここで国道を大きく外れて左へ入る。
Balsasの町は小さくて、ホテルが一軒だけしかない。ネットカフェもない。
もう3時半だが、さらに欲張って次の町へ。
次第に薄暗くなる穴だらけの寂しい山道を走る。
Chaguarpambaは、山間の霧に沈む音の無い町。
結局ここにもネットカフェはなく、ホテルも一軒だけだった。
水シャワーなので浴びない。
爪を切って髭を剃る。

【正月をチリのサンチアゴで過ごすとすると…】
大雑把に計算すると、グアヤキルからビーニャデルマルまで23日かかる。
12月10日着を目指すと、5日しか余裕がない。
面倒くさいなぁ…。

2006年11月18日(土) [Chaguarpamba→Piura]

朝食抜きで出発。
頭が痒い。
噂ほど道が良くない。

コメオさんお薦めのMacaraで国境を越える。
手続きは問題がないが、バイク担当の係官のおっさんは、どうやら書類作成が苦手のご様子。
深爪した太い指で字を書くのは、苦痛みたい。
今日、手続きをしないで走り抜けた日本人ライダーがいるらしい。
会ったら「戻って来い」って言ってくれって。
了解!

パスポートの期日が60日だったので指摘したら、90日にしてくれた。

ペルーの道は一直線に伸びていて、アメリカのようだ。
快調に飛ばすが、道路上にヤギ、犬、牛が多いので油断大敵だ。

定食の豚肉が厚くなって嬉しいが、毛が残っていて気持ち悪いのだ。

妙に評判の悪い街Sullanaで、冠水道路があり、豪快にタイヤが滑って転ぶ。
膝を打ち左半身が濡れるが、大事なし。

ペルーはゴミだらけ。
埃っぽく退廃的な崩れ加減の家が多い。

今晩はネット仕事があるので、都会Piuraで三ツ星ホテルに泊まる。
部屋内のワイヤレス接続が嬉しい。

付近に中華料理屋が多い。
温かいシャワーが気持ちいい。

本日の走行距離192.5mile(308km)/総走行距離22,468mile

2006年11月19日(日) [Piura→Chiclayo]

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ぼやぼやして出発遅し。
砂漠に伸びる一本道を65mile(時速104キロ)前後で一直線に走る。
走っても走っても砂漠。
やや風強し。

昼飯を食ってたら、ペルー人に日本語で声を掛けられ驚く。
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昔、埼玉県で出稼ぎしてたらしい。
泥棒に気をつけろ!ってさ。

祐子が仕事なので、早いけれどChiclayoでホテル探し。
路上でぼんやりしてたらペルー人に囲まれ、目だって困った。
夕方から祐子は仕事。
僕は、ピスコサワーで軽ーく一杯。

本日の走行距離135.8mile(217km)/総走行距離22,604mile

2006年11月20日(月) [Chiclayo→Trujillo]

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昨日に引き続き、砂漠に伸びる一本道をまっしぐら。
前後左右、地平線。
終始強い風に煽られて疲れる。
45mile(時速72キロ)に減速して走る。

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目つきの鋭い警察官に呼び止められ、国際免許証の積載量の項目を指差し、ここが違反だって言われた(…と思う)。
量りもしないのに、重さがわかるってかい。怪しい奴だよコイツ。
罰金を請求された(…と思う)。
でもよくよく聞けば、スペイン語だからさっぱりわからないのだけれども、保険に入らなきゃいかんのだって言っている(…気がする)。
厚い法律書(…だと思う)を開いて読んで聞かせてくれたりする。
請求金額がはっきりしない(…ような気がする)。
なんにしろこいつら怪しいし、お金は払いたくないので、僕は旦那として毅然とした態度で臨みたい!
が、祐子がスペイン語で猛烈に抗議に抗議を重ねて、結果無罪放免。
祐子の勝ち!
義裕はとりあえず役に立たない。

時折見える山は岩肌が荒々しく露わで、東側を大きく砂に覆われ、砂は勢い余って舗装道路にも被さる。
危ない危ない。
砂は危険だ!
野副夫婦の泊まった宿に泊まるが、オーナーが留守でネットができず。
※IPアドレスを設定し接続しても、ページが表示されない。送信パケットは数字が増えるが、受信パケットがゼロのまま。どういうこと?
祐子、仕事。

夕食にチリワイン。
妙に甘いがそれが美味しく、おかわり。

Silber Wingの燃費を計算すると(一年半も乗ってて初めて調べるんだけど)、満タンで295キロ(1リットル18.5キロ)しか走らない。

本日の走行距離146.4mile(234km)/総走行距離22,750mile

2006年11月21日(火) [Trujillo→Casma]

コメオさんがめっちゃ面白いMuseoがあるというので、Trujilloのセントロに入り考古学博物館を見学する。
あっという間に見学終了。
普通につまらない。
彼が言うMuseoは、たぶんここじゃないのだろう。

昼飯を食ってたら、
「日本人ですか?」って日本語で声を掛けられた。
以前、日本で働いてたペルー人カップルだった。
早川さん日系三世。
名刺を渡したけれど、このHPを観てくれるかな。

今日も砂漠の一本道。
風が冷たく強い。
祐子、髪を染めてから仕事に取り掛かる。
義裕、NHKの執筆。

夕食にチリワイン。
美味くてもう一杯。

本日の走行距離★mile(★km)/総走行距離★mile

2006年11月22日(水) [Casma→Lima]

8時出発。
今日もまた砂漠の中を一直線。
右手に太平洋を臨んで走る。
風強し。
路面を流れる砂、ぎすぎすした土を曝け出した山、荒々しい太平洋、
ガソリンスタンドで、アメリカ人のリック、イタリア人のサルバドール、カナダ人の★★と会ってアドレス交換。

悪徳警官に追越禁止を見咎められ、“今払えば半額”をさらに値切って、それでも30ソレスを払う。
さすがの祐子も違反を指摘され抵抗できず、無念。
これにて一勝一敗。

昼飯に食べた豚肉のチュレータ(骨付き肉)が美味かった。
定食屋の親父が地図帳を持って来て語るに、姪が熊本に住んでるとか、札幌が寒いとか言ってた。

リマの日本人宿沖縄に到着。
晩飯のワインが美味い。
雑貨屋でワインを買ったけど、これはイマイチ。

2006年11月23日(木) [宿オキナワ二泊目]

洗濯して屋上に干し、ネットカフェに行く。
中華街で沖縄そばを食い、アルマス広場で日向ぼっこ。
ワインを飲んで、アイスクリームを食って、果汁ジュースを飲む。
夜、祐子は仕事。
義裕は、おしゃべり。
漫画『哭きの竜』を読む。

2006年11月24日(金) [宿オキナワ三泊目]

サンフランシスコ教会で死ぬほど骸骨を見学。
アルマス広場で20人以上の子供たちに囲まれてサイン攻めにあう。
アイスクリームを食べて、宿へ戻る。
義裕、仕事。

2006年11月25日(土) [宿オキナワ四泊目]

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精力的にセントロを歩く。
アルマス広場でアイスクリームを食う(ほぼ日課)。
チャブカ・ブガンダ並木道(Bercheva coctel de lecheを飲む。甘い)、サント・ドミンゴ教会。
中央準備銀行博物館は入場無料で嬉しいし、展示品のお面が面白い(顔がいい。写真参照)。
トーレ・ダグレ宮殿のパテイオを観ていて、浮かんだ家のアイデアあり。
題して“壁の家”。
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金があったら、家を建てたい。
カテドラルは入場料を惜しんで入らず。
アルマス広場のベンチで寝てたら、叱られる。
昼飯は、沖縄そば(実はこの近所にうどん屋があるらしい。気づかず残念)。
チャーシューが美味しい。

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晩飯は、レストラン西海で、女性ライダーのフミエちゃんの31歳のお誕生日会。
映像作家のシン君、凸版印刷出身のタクヤ君、お遍路経験者のアンドー君、サンインのベッドで生まれたフジタさん、リクルートに就職するカヨちゃんと僕らの総勢8人。
果たしてインカコーラとコカコーラを混ぜて飲むと美味しいのか実験する。
壊れたトイレを使ってしまい、トイレから水が溢れ、ダイニングを水びたしにする。
明日、皆出発。

2006年11月26日(日) [宿オキナワ五泊目]

9時過ぎ、アンドー君が南へ、フミエちゃんは北へ走り去る。

宿の本棚より内田春菊『あたしが海に還るまで』を読む。

昼飯は、“偽者”と呼ばれる方のお店でうどんと揚げパンを食う。
おやつに、大福を買って買える。

午後、シン君は南へ、タクヤ君は北へバスる。
タクヤ君はこのバスで睡眠薬強盗に遭い、お金を盗られた。

2006年11月27日(月) [Lima→Pisco]

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リマの通勤渋滞を避けて、朝早い7時半出発。
2時まえにフミエちゃん推薦のホテルに到着。

街中を散策して、アイスクリームを食う。
部屋の前ベンチでのんびりと読書、そしていつの間にか昼寝。
気持ちのいい午後を過ごせた。
SILVER WINGのオイルチェックとタイヤの空気入れ。

本日の走行距離158.9mile(254km)/総走行距離23,292mile

2006年11月28日(火) [Pisco→Nasca]

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出発前、宿のご主人ホセが、
「ナスカに行ったら、このチラシをおばさんに届けてくんねぇかな」
OK!お安い御用!

ナスカの手前でハイウェイ沿いの観測塔に登り、ナスカの地上絵を見る。
1時半、ナスカ着。

ホセから預かったチラシを“ホテルLatino”の太ったおばさんに届ける。
街中を散歩して、日課のアイスクリームを食べる。
一年半ぶりのナスカは、道路が整備されバラック小屋が壊され、きれいになってた。
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リマで別れたシン君(写真の顔の大きい青年)と再会。
名古屋から来た三十歳のサチコちゃんと4人で晩飯を食う。
そして二人は別々の夜行バスに乗り、南へ去る。
※二日後、偶然みな同じホテルに泊まってた。
シン君は、世界一周をしている日本人を映像に撮りながら旅をしているのである。
筋の通った若者である。
僕は筋のない年寄りである。
サチコチャンは、このナスカでシルクハット親父に言い寄られて困ってたらしい。

本日の走行距離141mile(225.6km)/総走行距離23,433mile

2006年11月29日(水) [Nasca→Camana]

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超早い7時出発。
空白く肌寒なりナスカ路。
砂漠地帯を爆走し、太平洋沿いの崖道は慎重に、そして砂に埋もれかけた道路をそろりそろりと通り過ぎる。
崖は恐いが見晴らし良し。
10時、朝食。
2時半ごろ、安宿にチェックイン。
部屋の中は蠅だらけ。
アメリカから旅をしていると言ったら、ネットカフェの兄ちゃん(写真)が無料にしてくれた。
カタジケナイ。
『奴隷にされた少女 メンデ』を読み終える。
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定食屋のお姉ちゃん(写真)のノリが良かった。

本日の走行距離255.7mile(409km)

2006年11月30日(木) [Camana→Arequipa]

昼飯のレストラン、蠅多すぎ、トイレ汚すぎ。
食欲出ズ、残す。

Arequipaの街中でホテルを探していたら、Nascaで別れたシン君と出会う。
偶然Nascaで別れたサチコちゃんも同じ宿だったので、4人で晩飯を食いに行く。
レバーのフライが不味くて食えず。残す。
帰り道、屋台でアルパカの串焼きを食ってリベンジする。
サチコちゃんは、南米に来るたびにホームステイしてスペイン語の学校に通うとのことだ。
可愛い顔して素敵な旅行だ。

HONDAでオイル交換。

本日の走行距離119.3mile(190km)/総走行距離23,808mile(38.092km)