2007年01月18日(木)[Rio Mayo→Las Heras]
昨夜から朝まで、パタゴニアの風がぶるんぶるん狂ったように吹き荒れる。
テントが引きちぎれそうになるほど強風に煽られるけれど、面倒なのでペグは使わない。
どんなときでもペグは使わないので、日本へ送り返そう。
テントのファスナが不調。
ペンチで噛んでも締まらない。
朝7時40分出発。
走り出して間もなく盛り上がった轍を乗り越えられず、あえなく転倒。
ダートはうざいけれど、幸いにも風はない。
とろとろとゆっくり走る。
それもまたヨシ。
次第にダートに慣れて気分良く駆けていたら、祐子がポツリ…
「道を間違えたみたい…」
「……」
30キロ以上も多く走って、東へ大きく逸れた想定外の街Las Herasに到着してしまった。
とりあえずは飯でも食って善後策を検討しましょう。
ヨシムラの集合管をブイブイ言わせたバイクを呼び止め、
「レストランはどこ?」
親切な青年でレストランまで案内してくれたけど、彼の前で突然エンジンがかからなくなるSilver Wing。
なぜ?
しかたがない。
この運の悪い青年マウロに重ねてお願いする。
「図々しいとは思うんだけど、祐子を後ろに乗せてバイク屋まで走ってくんない?」
一時間後、祐子が連れて来た男性ファビアンに状況を説明するため、まずはスタンドを上げて、ブレーキを強く握り、スイッチを押す。
と、ひとつひとつ話していたら、エンジンがかかってしまった。
間、悪し。
笑ってごまかす。
「ポルケ(何故)? ケパソ(どしたの)?」
なんにしろSilver Wingが動いて一安心。
だが、何かに問題がある。
別れ際ファビアンが家に泊まれと勧めてくれるので、では遠慮なくお部屋お借りいたします。
シャワー、トイレ付きの離れを宛がわれ、最高。
ファビアン(偶然にも日本人ライダーに有名なホルヘのアミーゴだった)のバイクコレクションを見学して、夕食とワインまでご馳走になり恐縮。
洗濯機を借りられて嬉しい。
食後、尾を伸ばして飛ぶ彗星を見る。
不吉…。
いやいや吉兆に違いない。
本日の走行距離105.5mile(168.8km)
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