2008年03月20日(木)[青い家十三泊目]
夕方、旧市街を散歩。
以下の文章、イ短調↓
デビルスティック少年に会いたくて、ジェズス広場横の路地でアイスクリームを食べて待つ。
彼にボクのいらなくなったスティック用の木の棒をプレゼントするのだ。
早く彼の喜ぶ顔が見たいものだ。
やがて少年は姿を現したけど、教会の横手へ入ってしまった。
ボクはカメラを祐子に託し、小走りで少年を追いかけた。
教会の角を曲がった先で、少年は黒人の子供と言い争いをしていた。
その黒人の子供は、物もらいで、汚れた服を着た痩せこけた愛想のない目をした10歳くらいの子供だ。
何度も金をくれと言われたから、顔見知りだ。
二人の争いはだんだん激しくなり、というか黒人の子供がひつこくて、取っ組み合いが始まってしまった。
体格差で不利な黒人の子供は、スティック少年の商売道具を踏みつけて折り、スティックの破片を拾い彼に突き刺し始めた。
もともと貧弱なスティックだったので(だからボクは棒をプレゼントしたかったのだ)、身体に刺さるほど威力はないようだが、必要に脇腹の辺りに突き刺す。
何度も何度も。
きっとTシャツの中は、出血してるのだろうな。
対して少年は、黒人の背中に拳を振り下ろす。
こちらも何度も何度も。
ボクは呆然と立ち尽くし(周りの地元民も傍観してた)、やがて警官が間に立って事を収めるまで、見ているだけだった。
助けなくてごめんね。
少年は警官に何か言い放って、興奮を背中に背負ったまま歩き出した。
ボクは追いかけ少年の肩をたたき、木の棒を差し出した。
これを半分に切って、君のスティックにしろよ。
ありがとうと言ってくれたけど、握手をしてくれたけど、頭の中は先ほどの喧嘩の事でいっぱいいっぱいだったようだ。
立ち去る彼に向かって、
アミーゴ!
と声をかけて、彼の背中を景気よく叩き、
元気出せよっ!
ここは日本語。
大藪晴彦『名のない男』
桂枝雀『桂枝雀のらくご案内』
やがて自殺したんだと思えば、読むのも辛い。
【本日のお食事】
朝→りんごと茄子の煮物とパン
昼→食べない
夜→オムライス
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