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2008年9月12日

死の臭いがします〈北米編〉

 
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カナダやアメリカをスクーターでちんたら走っていると、ときどき"死の臭い"を嗅ぎます。
それは影の薄い奴や運の悪い奴を指差して、長くないねアイツ...といった近未来予測ものとは違くて、"死体の臭い"です。
だから腐臭ですね。

珍鱈ーっとスクーターをとばしていると、なんて言ったらいいのかわかりませんが、なんだろ? 鉄分の臭い? 血の臭い? 肉が腐ってるんならもっと刺激的な気がするし、絶対に駄目!って強烈さはなくて、あれー、くさいわぁっ、何なのこれっっくんくんって感じ...の臭いです。
ちょっとだけ臭いとともあたりの温度が上昇してる気もします。
発酵元の動物の死体を超えたら、すーっと臭いがしなくなります。
そんなに嫌悪するほど強烈ではないけれど、その場で深呼吸できるほど馴れ馴れしくはなれません。
そんな臭いです。

ボクらはスクーターだからいいけれど、坪井さんにはキツかったそうです。
なんせ坪井さん、アメリカ大陸を自分の足で走ってたから...
死体に近づくずいぶん前から臭い始め、死体を通り過ぎてもずーっと後までくさかったそうです。
ご苦労様です。

死臭は、運次第では毎日嗅げます。
それほど、カナダ、アメリカは動物の死体がごろごろ転がってます。

小さい奴だと、リス。
何度も車に轢かれて、すっかりいい具合になめされた皮が、たくさん落ちてます。
Yellowstone国立公園から、Grand Teton、Codyへ向かう道は、手袋屋さんが開けますよ。
マジです。

ボクらが見た大物死体は、2005年9月30日にモニュメント・バレーで見た馬。
これは前の車が轢いたばかりのほやほやでした。
だから臭くなかったです。
もし一台前を走ってたら、ボクらが轢いていたと思います。
で、たぶん死んでたのはボクら...
そして2005年9月10日は、プロングホーンと思われる鹿。
道路の真ん中に、腸とかが生々しく、内蔵がどっさりとはみ出てました。
でろりとした腸なんかを轢いてしまってたら、滑って転倒し、ボクらは死んでたでしょう...
最近では、上の写真のバイソン。
脳漿が見えとりました。
 
 

2008年08月11日/カナダ/RancheriaからToad Riverへ