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2007年2月 6日

2007年02月11日(日) [88万円南極ツアー一泊目]

【代金】さて今日から一人44万円(ふたりで88万円)の南極ツアーだ!
船酔いが怖い。

【準備】旅行代理店“ウシュアイア ツーリスモ”で、南極上陸用の長靴、厚手のジャンバーとズボンを借りる。
ズボンを借りてよかった。やがてペンギンのうんこに塗れてく。
メールをチェックして、ワインを二本買いこんで桟橋へ歩く。
荷物が重くて辛い。

【出航】“Usyuaia号”に乗り組み船内をうろつき、Koichi君の酔い止め薬を飲んで転寝してたら、いつの間にか出発してた。

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【不満】僕らの部屋は最下層で、Koichi君の部屋より狭くて居住性悪し。窓も無い。

晩飯はラビオリ。
少なすぎ。
【空腹】結局、最後まで食事は少なかった。

船の中でWi-Fiの電波を拾うが、接続できず。
南極の映画を観て、さっさと寝る。
とにかく眠い。
眠すぎる。

【疑問】ところで夜の9時半ごろにはもう暗いんだが、極地に向かっているのになぜだろう?逆に日没が伸びるんじゃないのか。

【心配】荒れることで有名な恐怖のドレーク海峡に突入するため、深夜1時半ごろから船は揺れるらしい。怖い。

2007年02月12日(月) [88万円南極ツアー二泊目]

【安堵】ドレーク海峡が穏やかで嬉しい。
【用心】義裕は午後から寝て過ごす。
船酔いの良薬は寝ることに尽きると思う。

d04.gifボストンから来た変な顔したイザベラがワインをくれる。

それにしてもドレーク海峡に沈む夕焼けが美しい。

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【雑学】因みにドレークとは、スペインの船を奪って世界周航(イギリス人初)をした人で、無敵艦隊が攻めて来たときのイギリス側の副提督だ。

2007年02月13日(火) [88万円南極ツアー三泊目]

魔のドレーク海峡通過中!
波、幸いにも穏やかなり。
航路順調夫婦円満。

義裕は、i-podを聴きながら昼寝。
祐子は、南極で投函する絵葉書を書く。

b01.gif【感動】流氷発見。
あー、これが流氷か!

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2007年02月14日(水) [88万円南極ツアー四泊目]

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早朝5時から、艦橋に立てこもり流氷を眺めて過ごす。
沈黙の流氷ってーのは、威圧感があるのよ!
こりゃ激突すれば、船が負けるに決まってんじゃん。

b01.gifPaulet Island(南緯63度35分・西経55度47分)に初上陸する。
【印象】名づけて“うんこ島”。
臭い。
骨だらけで不気味だ。
南極海の水に触れてみると、やはり冷たい。

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【偉業】これで僕らは、北極海と南極海の水にタッチしたのである!
あー、遠かった。

そして、いよいよ南極大陸本島に上陸。
Antarctic Peninsula(南極半島)のEsperanza Bay(エスペランサ湾)で、アルゼンチン基地を見学。
【距離】ここはブエノスアイレスから3,290キロ、ウシュアイアから1,329キロ離れているのだ。
島は一面、砂利だらけ。
【疑問】どうして砂利はできるのだ?
墓あり、ミュージアムあり、DirecTVのパラボラアンテナあり。
葉書を投函。

【処方】酔い止めの薬を飲まないで過ごす。

【注意】靴とズボンをよく洗わないと、乾いてから強烈に臭い。だけど祐子は鼻が鈍感なので平気だ。

2007年02月15日(木) [88万円南極ツアー五泊目]

7時、朝食。
天気上々。
青空に薄く白い雲。
手袋を脱いで、素手でも平気。
海水、茶濁。
透明度ゼロ。

b02.gifSouth Shetland Islands(南シェトランド諸島)のLivingston Island(リビング島)のHannah point(ハンナポイント、南緯62度39分・西経60度37分)に上陸。
ジェンツーペンギンのルッカリー(巣)多し。

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ペンギンはそれぞれ個性があり、興味深い。
アザラシのハーレムを見ても、誰が王様かわからず。

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d02.gif【発見】化石豊富。
糞、骨、砂、泥、羽。
ペンギンの写真が撮り放題で嬉しいが、換羽の時期なのであまり美しくない。
【震撼】時折、遠くで氷河が崩落する轟音が響き、ハッとさせられる。

午後、Deception IslandのWhalers Bay(南緯62度59分・西経60度34分、ネプチューンズ・ベロウの幅550メートルの入り口を通過するのが大変らしい)に上陸し、捨て去られた廃墟を散策する。

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b04.gif【水泳】極寒の南極海を泳ぐ。

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海の水は冷たいが、痺れはしないな。眠くもならない。
【入浴】浜辺をスコップで掘っただけの温泉。浅いが極楽。
砂の堤防が崩れると海水が入ってくるが、そんなに気にならない。

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【自信】これでどこの海でも泳げるぞ!

b02.gif【捕食】シャチの潮吹き。
シャチの大群。
水面を飛ぶペンギン。
追うシャチ。
逃げるペンギン。
ゆっくりと背中を見せる鯨。
鯨の尾。
哀れ食べられたペンギン。
僕らの喚声。

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持ち込んだ安ワインで、コーイチロー隊員と乾杯。

2007年02月16日(金) [88万円南極ツアー六泊目]

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b01.gifNeko Harbor(南緯64度50分・西経62度33分)に上陸。
抜群に快晴。
雲、ほとんどなし。
暑い。

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鼻髭親父はTシャツ姿。

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d01.gif雪山を登る。
ペンギン、走り回って可愛い。
子供ペンギンが、餌をねだって親を追いかける。
必死に逃げる親。
親より大きい子供。
基本的に追いついても体当たりするだけ。

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b02.gif【撮影】デビルススティックと三つ球をしてビデオ撮影。

【充電】カメラの電池切れ(一日最低二回の充電が必要だ)。

午後、南極半島の自然港Paradise Bay(南緯64度49分・西経62度51分)。
再び南極本島上陸。

ゾディアック(エンジン付きゴムボート)で、海上散策。
雪崩。
迫力。

d02.gifKoichi君と蒼い苔と柔らかい土に覆われた岩山を登って叱られる。
【疑問】苔がやがて土になるのだろうか?

雲が低い。
流氷で寝そべるあざらし。

艦橋から、夕焼けに染まる氷河を眺める。
このクルーズの最南、南緯66度に到達。
恐ろしく静かだ。
穴の開いた奇岩。
厳しく寒い。
【真実】南緯66度33分から南極圏。

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ハードディスクの空きがないので、“2005年5月”をハードディスクDへ移動(後日、“6月”も移動する)。

2007年02月17日(土) [88万円南極ツアー七泊目]

午前中、Lemaire Channelを通過。
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Port Lockroy(南緯64度49分・西経63度30分)のイギリス基地と隣のJougla Pointに上陸。
ここも臭い。
【道理】誰も掃除をしないから当然なんだけど。
鯨の骨。
欲しい。
土、泥。
【疑問】糞がやがて土になるのだろうか?
出産の遅れた雛。
【残酷】移動できないのでまもなく死ぬらしい。
【賞賛】水中から氷河に飛び乗るペンギンの演技が素晴らしい。

昼飯は、アサード(アルゼンチンが得意のバーベキュー)だが少ないのが不満だ。

【勧誘】イギリス人のIAN(元高校教師)が
「ぜひイギリスに来て、我が家に泊まれ!」
家に誘ってくれた。

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陽に焼けた。
だんだん薄着になる。
手袋をしない。
どこもかしこもジェンツーペンギン。
【希望】他の動物がみたい。例えばキリンとか…。
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ゾディアック(エンジン付きゴムボート)で、巨大流氷のまわりを散策。
崩れる氷河。
巻き起こる波。
氷河で寝そべるあざらし。
水上を飛ぶペンギン。
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Cuvervill Island(南緯64度41分・西経62度38分)に上陸するまえから臭い。
ペンギンだらけ。
【競争】親を追う子供ペンギン。
必死で逃げる親ペンギン。

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水面を飛ぶペンギンを撮影したいが、バッテリー切れで撮影できず。
非常に悔いが残る。

【人々】無口なスイス人が、ブランデーを飲んで妙に陽気だぞ。
Koichi君とワインで乾杯。

2007年02月18日(日) [88万円南極ツアー八泊目]

朝食後、ザトウ鯨(Humpback Whale)が船に来襲。

Harf Moon Island(南緯62度36分・西経59度55分)上陸。
やや船酔い?
【供養】あちこちに散らばるペンギンの死体。
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このツアー最後の上陸、Aicho IslandsのBarrientos Island。
空一面の白い雲。
わずかに風。
ちょいと雪。
寒い。

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【捕食】両脇を傷ついたペンギンと、それを生きたまま食らおうとちょっかいを出す鳥(Southern Giant Petrel、ミズナギドリ)。

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波打ち際のペンギン。
親を追う子供ペンギン。
逃げる親。
転ぶ子。
寝そべるあざらし。

最後の南極は、静かで厳かである。
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コーイチロー隊員、イアンとワインで乾杯。

2007年02月19日(月) [88万円南極ツアー九泊目]

魔のドレーク海峡を通過中。
揺れてきました。
【希望】海が穏やかでありますように!

b01.gif義裕は朝食後、大事をとって昼寝。
昼食後、昼寝。
晩飯食って就寝。

【人々】だんだん食事をする人数が減ってきた。
船酔いしてるに違いない。

d01.gifニュージーランドから来たニュージー君が、ベッドに女の子を連れ込んでしまい、同室のKoichi君が部屋に戻れず。
【捜索】連れ込まれた娘は誰だ?
【犯人】強烈にお尻の大きい娘だった。あれかっ!

祐子は、DVD『シュレック2』を観て、ドイツ人夫婦からワインを頂戴して歓談。

【将来】シンガポールに行ったら、SONYの盛田氏に会ったことがあるという謎の人物Mr.KOHの家へ行こう。
イギリスでは、元高校教師のイアンの家を訪ねるのだ。

2007年02月20日(火) [88万円南極ツアー十泊目]

d03.gif船の揺れ甚だしく、朝食抜き。
義裕は、読書少々と昼寝たっぷり。

祐子は、折り紙の折り方(鯨とオットセイ)を船長へ伝授。

昼食時、まだ揺れ止まず。
午後、義裕は昼寝。

ビーグル水道に入ってから船の揺れが収まり、バーで寛ぐ午後のひと時。
ドルフィンたちが船の際で泳ぎ、最後の撮影。
【祝儀】チップは、食事に不満があったのでふたりで100ドル。

夜、皆がドレスアップするが僕らは変わらずTシャツ。
ドイツ人からワインをご馳走になる最後の夜。

【次回】いつの日か、タスマニアから南極のロス海を目指そう。そしてニュージーランドへ渡るのだ。