これがタイプフェイスの新しい経営理念、ビジョンです。
これまで無我夢中で走ってきましたが、2009年に10期目を迎えるにあたり、
きちんと会社を見つめてみようと思い立ちました。
人数も10人を超え、15人を数えるようになった時、
社員のみんなが、この会社はどこへ向かおうとしているのか、
社会とどう向き合っていくのか、その羅針盤のような、
北極星のようなビジョンが必要になりました。
そして、そのビジョンは簡潔で社員全員が覚えられるようなものでなくてはなりません。
では、「みんなで新しい遊び場をつくる」とはどういうことなのでしょうか。
「みんなで」とは、我々や仕事をいただく方々を含めた「仲間(チーム)全員で」という意味です。
お仕事をいただく方々も我々は「仲間(チーム)」であると考えています。
「新しい」とは、「常に新鮮でいる、磨いている、イノベーションを起こしている」状態です。
「遊び場を」とは、遊び場はいつも刺激や興奮に満ちていて、
しかも魅力的でなければ誰も「遊びに」来てくれません。
「つくる」とは、我々の原点です。
「つくる」という前向きな姿勢こそ、我々デザイナーの全存在があると考えます。
「みんなで新しい遊び場をつくり続けて」いけば、
きっと僕らが手がける「もの」や「こと」を通じて、素敵な社会が開けるはず、と考えています。
ですから、利益をあげることを第一に目指しません。
利益はみんなが「楽しんで」「喜んで」もらえたときにそっといただきます。
いわば、「ものづくり」の高貴なおまけみたいなものであると思っています。
それがこのビジョンに込めた想いです。
これからこのビジョンを旗印に、われわれタイプフェイス一同、デザイン道に邁進して参ります。
そして、この新しい遊び場に喜んで参加してもらえるよう、
みんなで魅力ある遊び場をつくり続ける所存です。
TYPEFACE代表 渡邊 民人