TYPEFACE


2009/01/20

第1回 映画バカ一代

どうも、小林です。
新年明けましておめでとうございます。
そしてごめんなさい。
新年からかなり長くてウザいブログになってしまいそうです。。。


みなさん年末年始はどう過ごされましたでしょうか?
僕は、ほとんど映画を観て過ごしておりました。

そんなわけで今年のブログは、個人的にお気に入りの映画を紹介し、
そこから人生哲学を研究する
「映画バカ一代」という企画をお送りしたいと思います。
かなりウザイ内容になりそうですが。。。

そんなわけで記念すべき第一回は、
『ロード・オブ・ザ・リング 三部作』で
人生哲学を学びたいと思います。

3年前くらいから、毎年お正月には
『ロード・オブ・ザ・リング』を観て過ごそうと決めておりまして、
今年も例年にならい3部作全てを通して観させていただきました。
一本3時間くらいなので、計9時間くらいでしょうか。

この映画は本当に好きで、とくに三部作の最後を飾る
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』は、
映画史に残る名作だと思っています。
ストーリーも、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』という
小説を原作とした映画なので、
話はしっかりとしているし、映像・音楽も素晴らしいの一言です。

詳しいストーリーを説明するとかなり長くなってしまうので省きますが、
この映画の主軸となるストーリーは主に二つあって、

ひとつは「フロドとサムが指輪を捨てにいく旅」。
もうひとつは「アラゴルンを軸にした冥王サウロンとの戦争」です。

この物語の鍵となるのが、ある「指輪」の存在です。
この指輪にはものすごい力が秘められていて、
しかも見る者を虜にしてしまいます。
いってしまえば、「小悪魔系」です。
この指輪の虜になってしまったものは、
回りの人を傷付けてでも(殺してでも)、
自分のものにしたくなってしまいます。
つまり、人をダークサイドに落としこんでしまいます。

この小悪魔系、何かに似てますよね。
そう、たとえば、お金・地位・名誉 etc。
つまり、人間の欲望の象徴です。

ちなみにこの小悪魔系の指輪は、
冥王サウロンというなんだか恐ろしい人が造ったもので、
むかしむかし、とある理由でサウロン君はこれを失ってしまいます。
しかし、サウロン君がこれを再び手にすると、
世界はサウロン君のものになってしまう、くらい
スゴい力を持ってるものらしいです。

話を戻しますと、

ひとつめの「フロドとサムが指輪を捨てにいく旅」は、
この小悪魔系の指輪に虜にされ、毒され、精神・肉体は弱り、
ボロボロになりながらもなんとか自我を保ち、
ときに悪に染まりそうになりながらも、
指輪を捨てる(壊す)ために旅をつづけるフロド君と、
それを支える太っちょサムの話です。

そしてもうひとつの「アラゴルンを軸にした冥王サウロンとの戦争」は、
小悪魔系の指輪を持っていると、みんなを不幸にしてしまう!
と感じて、旅の途中でみんなと別れて、
1人で指輪を捨てに行くと決めたフロド君を信頼し、
彼に全てを託しながらも、自分たちにできることを
模索する旅の仲間達の話です。

この、アラゴルン(イケメン!)を筆頭とした旅の仲間達は、
フロドのもつ指輪を狙いながらも世界を我が物とせんと
侵略を開始したサウロン君の手から世界を守るために、
世界中のみんなと力をあわせて、
サウロン君の手下である豚人間(オーク)の
何十万という軍団に戦いを挑みます。

物語は、このフロドの心の中の善と悪との戦いと、
人々と豚人間の戦争が比喩的に描かれつつ進行していきます。

ですが、ここでひとつ疑問に思います。
善と悪ってなんなんでしょう?
現実世界にはサウロン君も豚人間もいません。
犯罪だって、「家族を養うため」だとかなんとかの
理由があるのかもしれません。
善と悪の概念なんてあやふやなものなのです。
つまり、善悪は個人によって違うのではないでしょうか?
これは小さい頃からずっといだいていた疑問でした。

ですが、この映画を観ていると、
「弱さ」こそが悪なんじゃないかと思います。
自己の都合のために、
他人を傷付けたり、物を盗ったり、裏切ったりしてしまう、
つまり、簡単に小悪魔系に心を許してしまう
その心の「弱さ」こそが悪なんだと思いました。
そして正義とは、どんなに辛い時でも
自分の信じた道を失わず歩き続けることだと。

さらにさらに、その「弱さ=悪」に負けず、
道を歩き続けるための助けとなるものは、
友情や愛なんだと!!!!!

なんだか自分がものすごくカッコ良く思えてきましたが、
こんだけ話を引っ張っておいて結論は、
『ロード・オブ・ザ・リングは面白い!』ということです。
興味があれば、是非観てみて下さいー。

旅の仲間達の友情話、
とくに太っちょサムのマグマのような熱い友情には、
何回観ても涙せずにはいられません!!

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