TYPEFACE


2009/03/12

第3回 映画バカ一代

どうも、小林です。

三回目を迎えた、映画から人生哲学を学ぶ企画「映画バカ一代」ですが、
今回題材にする映画は『イントゥ・ザ・ワイルド』という映画です。


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※奥様方必見!主演はディカプリオ似のエミール・ハーシュくんです

簡単に物語を説明しますと、
裕福な家庭で育ち、大学を優秀な成績で卒業したエミールくんは、
車や財布を捨て、クレジットカードを燃やし、
誰にもさよならを告げずに、一人でアメリカ放浪の旅に出ます。
旅を続けるうちに彼は、物質主義に支配された現代社会や
表面上だけの家族、偽善に満ちた人々から逃げるように、
1人アラスカの荒野へと足を踏み入れます。
本当の自由を得て、自分の力だけで生きる(ハッピーサバイバル!)という、
美しくも愚かな夢を実行するために!

アメリカの美しい大自然の映像も素晴らしいですが、
旅先で出会う人々の優しさや、残された家族の心理描写、
そして主人公の心の変化や成長を上手く表現していて、
個人的には本当に出来の良い映画だと思いました。
ナイス、ショーン・ペン監督、ナイス!!

エミールくんのハッピーサバイバルは、
人からしてみれば単なる思春期のエスケープで馬鹿げた事かもしれませんが、
子供の頃からスナフキンに憧れていた僕からしてみると
その気持ちは痛い程わかるし、なんだかちょっと羨ましい気もします。
が、サバイバルはそんなに甘いものではありませんよね、エミールくん……。

この映画は実話を元に作られておりまして、
(原作は冒険家ジョン・クラカワーのノンフィクション小説『荒野へ』)、
1992年、この青年はアラスカの荒野で遺体となって発見されます。
全てを捨てて自由と孤独に向き合った彼が、死を目前に何を思ったのか。。。
うーん、考えさせられますなぁ。

今回この映画で学んだ哲学は、
映画の言葉を引用させていただいて、

「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合ったときだけだ」

あと、

「野草は喰うべからず」




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※スナフキンを見るたびに鼻血が出そうになります


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