TYPEFACE


2009/03/21

へうげもの

こんにちは。
花粉症で鼻がガビガビの青柳です。
今回は、最近僕がハマっているマンガをご紹介させて頂きたいと思います。

山田芳裕『へうげもの』です!
読み方は「ひょうげもの」。
「へうげる」とは「ふざけている」とか「おどけている」の意。

時は戦国時代。今や日本初のクリエイティブ・ディレクターといわれている千利休の弟子、古田織部(ふるたおりべ)を主人公に描いた作品です。
古田織部は、利休の弟子である前に武将なので、武人としての出世と茶の湯(数寄)の間で日々葛藤します。そして、千利休はもうひたすらに自分の美学を世に広めようと、あらゆる手段を用います。恐いくらいにストイックです。

「黒」を至高とし、一切の無駄を排していく利休に対し、その美学を理解した上で「へうげる」織部との対比が面白い!
また、織部の発する擬音も見所で、城壁が漆黒に塗られた安土城を「ズドギュッ」と評してみたり、唐物の茶碗を「ペロン」、縄文土器を「ミグッ」とか、もういちいち擬音で表します。
歴史モノとはいえ、ギャグ的な要素が散りばめられていて、それぞれのキャラもものすごい立っているので全く飽きさせません。

歴史をあまり知らなくても存分に楽しめる「へうげもの」。
興味のある方は是非声を掛けて下さい!


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