2009/06/19
第6回 映画バカ一代
どうも、小林です。
いつのまにか六回目を迎えた、
映画から人生哲学を学ぶ企画「映画バカ一代」。
今回題材にする映画は、
アメコミ映画の金字塔、『スパイダーマン』シリーズです。
※生意気な顔してますね
〜簡単なストーリーをご紹介〜
まったく冴えないへっぽこ高校生のピーター(トビー・マグワイア)は、
授業で研究所を見学しにいった際、
遺伝子組み換えでスーパースパイダーとなったクモに咬まれてしまいます。
そしたら、クモ能力を兼ね備えた超人的な力を手にして、
意気揚々とへっぽこ人生から抜け出すハズが……。
この映画の何が面白いかというと、
超人的な力を手にしてもへっぽこな人間はへっぽこなままということです。
ピーター君のさえないヒーロー像は、どこか親近感を感じさせ、
自分でもなれるんじゃないか、とさえ思ってしまいます。
ですが、ヒーローになることは決して楽な事ではない、とも教えてくれます。
クモ人間になったせいでピーターは大切な家族を失い、
いざヒーローになろうと思っても、
大学の授業には出れず、アルバイトは首になり、
お金にこまってアパートのお金も払えず、
守ってるはずの市民にも嫌われ、
親友や好きな人を色んな意味で傷付けてしまいます。
う〜ん、ヒーローも楽じゃありませんね。
1人の人間や団体が大きな力(現実的に言えばお金や権力)を持った時、
そこには大きな影も背負う事になります。
私利私欲に走り出したへっぽこピーターは、
家族を失うという大きな悲しみが道を正義に向かわせますが、
このシリーズの敵のほとんどが力に溺れて、
ダークサイドになってしまった人達ばかりです。
まるで某合衆国みたいですね!
そんなへっぽこピーターですが、
『スパイダーマン3』でついにダークサイドに落ちます。
でも、悪になっても“へっぽこ”は“へっぽこ”のままでした。
※悪ピーターのイケイケダンスは生涯忘れないと思います
今回この映画で学んだ哲学は、
ピーターのおじさんの言葉を借りて
「大いなる力には、大いなる責任がともなう。」
補足:
個人的にはヒロインのMJ(キルティン・ダンスト)より、
アパートの大家さんの娘、
アースラ(マゲイナ・トーヴァ)の方が気になります。
※クッキー作ってくれます。
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